どんぐり倶楽部の環境設定ってどうなの?

どんぐり倶楽部の環境設定とは?、のつづきです。

子どもの成長に環境がまったく影響を与えないと考える人はいませんよね。
では、どういう環境がよいのか
という点について、どんぐり倶楽部の主張は異色です。

えっ?という内容もあるかもしれませんが、どんぐりの環境設定基準にあわせると
とても良い影響が出る子がいるのは確かです。
のんびりタイプの子を急がせて育て、今困った事態が起きている方には特におススメです。
良いかもしれない、と感じるなら、取り組んでみてほしいと思います。

とはいえ、半信半疑の人や、
この部分は違うんじゃないかと感じる人、
良い気はするけど実践は難しいと感じる人に対して
頭ごなしに、やらないとバカ、といった風に告げることには疑問を感じます。

子どもに対して、あれほど、本人が納得して進めることを大切と考える糸山先生が
大人には、わかんないなら、ない頭使おうとしないで言う通りにしろ、みたいなことに
どうしてなってしまうのか、正直困惑してしまいます。

同時に、そういう伝え方をすることで、どんぐり理論の良いところが
広まりにくくてもったいないなぁと感じます。

つづきます。


教頭先生から見たどんぐり倶楽部協力教室

友人のみこりんがブログで、教室のことを素敵に語ってくれました。
賢者訪問記〜じっくり考え、ゆっくり育つ〜

彼女は小学校の教頭先生です(息子の通う学校ではありませんが)。
いろんな方面からさまざまな要求を突き付けられる学校という場所で、
責任も重く、尋常でない忙しさの中で、
それでも子どもたちひとりひとりを大切に、日々奮闘されています。

そんな彼女の目から見たどんぐり式学習と学校の対比。
興味深い内容でした。

学校教育の問題は根が深いですね。

環境設定の話のつづきはまた明日~


どんぐり倶楽部の環境設定とは?

どんぐり倶楽部の学習では「環境設定」を重視します。

子どもの学力を伸ばしたいなら、その子をとりまく環境を適切に整えなさい
ということです。

それをせずに、どれだけ良い教材を使って、良い学習をしようとしてもダメ
というわけですね。

どんぐり倶楽部の学習というと

独特の算数文章題を
絵を描いて
ノーヒントで考える
答えはおまけ
思考力がつく

といった辺りが目を引くようです。

そうして、どんぐり倶楽部に興味をもち情報収集をすると、わりとすぐ「環境設定」という言葉に出くわすはずです。実はこの「環境設定」がどんぐり式学習の肝であり、賛否両論わかれる大きな理由でもあります。

環境設定については、私自身思うところがありすぎて、なかなか記事にできないでいました。が、そんなことを言っていると、一生書けない気がするので、現時点で伝えらえる範囲で、何回かにわけて書いていきます。

まずは、下記リンクから、どんぐり倶楽部糸山先生の環境設定に関する話をご一読ください。
予告しておきますが、口調がきついです。喧嘩腰ともいえます。
ムカッときても、子どもに対する気持ちが深いゆえの言葉として、毒を割り引いて、その内容だけをいったん受け止めていただけるとよいと思います。

■環境設定は小1の夏までに終える(文責:どんぐり倶楽部)


九九が言える子はかけ算がわかっている?

小学校では、2年生でかけ算、九九を習います。
たいていの子は、早く九九の暗唱テストに合格しようとがんばります。

クラスで1番だった、2番だった、などと嬉しそうな子もいます。
なかなか覚えられなくて苦労する子もいます。

何番目でもいいし、続ければできるようになるのだから、変な劣等感や優越感を持たずに
すまないものかなぁと思います。

さて、九九の暗唱ができた子は、その時点でかけ算を自在に使えるのでしょうか。
そうとは限りません。

例えば、文章題の中に

・ネコがボールを3つずつ持っている

・ネコは5匹いる

・ボールは全部でいくつあるか

といった記述があれば、かけ算を習った子なら当然、3×5とするもの、と思いませんか。

そうでもないのです。
教科書に載っているような、いわゆるふつうの文章題では、かけ算を使う子でも、です。

どんぐり倶楽部の文章題の場合、情景描写が豊富だったり、修飾関係が複雑だったりして、上記のような数の構造を子どもがパッとつかみ取れるとは限りません。

子どもたちは、その場面を想像し、実際にネコがいてボールを持って遊んでいる絵を描きます。

てんでバラバラにネコがボールを転がす絵を描く子もいれば
整列したネコの横に3つずつボールを並べて描く子もいます。

後者なら、3×5とすると思いますか。
そうとも限らないのです。

わかる、って、そんなに簡単なことではないようです。
綺麗な形で説明されたらすぐに納得して使いこなせるとは限らないのです。

学校で、かけ算学習真っ最中、つまり、かけ算習いたての子たち。

3+3=6
6+3=9
9+3=…

という風に、3のかたまりを順番に足していき、最終的に15にたどりつくことが多いです。

そのようなことを何度も繰り返した後で、ある日突然、同じような絵を描いて
かけ算をし始めます。

本当に納得してかけ算をつかんだんだなぁ、と、こちらはハッとするのですが
本人はいたってふつう、何かを超えたとも思っていなさそうな様子だったりします。

もちろん、九九の暗唱は大切です。
※半分で十分ですけど、その話はどんぐり理論の中でもおもしろい部分なので、また今度詳しく。

九九が完璧だからといって、かけ算がわかっているわけではないので
そこで安心してしまわず、絵を描いてわかる、を目指したいですね
というお話でした。


言葉のトリガー理論

どんぐり理論のキーとなるもののひとつに「言葉のトリガー理論」があります。

 

言葉のトリガー理論とは

「言葉はイメージを導くための引き金(トリガー)である」
(http://reonreon.com/trigger.htmllより引用)

というものです。

 

思考はイメージを使って行います。
そのイメージを引き出すきっかけが言葉です。

だから、イメージを操作する練習だけでなく
言葉とイメージを意識的につなげる練習がとても大切なのです。

「~ずつ」とか「はんぶん」「~より多い、少ない」といった言葉で
「ん?」となる子どもは少なくありません。

「ん?」となっていいんですよ。
そこで「じゃぁ、こういうこと?」って絵にしてみる。

「そうそう、そうだよ~」って時もあれば、
「その絵だと、こういう意味になっちゃうね」という時もありますが
意識して描いてみて、確認する。

この繰り返しで、子どもたちは少しずつ納得して理解していくのだと感じます。