筆算と暗算、どちらがいいの?

計算は算数・数学の一番大切なポイントではないけれど、計算しないと解けないのもまた事実。

では、計算する時は、 筆算がいいの?暗算がいいの? というお話。

どんぐり倶楽部は筆算派ですね。

どんな計算も十の補数(後いくつで10になる?)と九九さえわかっていれば、筆算で解けるのだから、やらなくてよい高速暗算練習などはかえって害になるから小学生にさせてはいけない。

もう少し深い意味づけもあるのですがそれはさておき、基本の考え方はそうです。

一方、算数力・数学力UPのためには、機械的な筆算だけしていては、数を体感することができないから、積極的に暗算をすべきである、という意見もあります。

迷いますよね。

lこれは、どちらもある意味正しいのです。

まず、暗算と一口に言っても、中身はさまざま。

ひたすらたくさん計算して答えが反射的に出るまで「数字で」丸暗記せよ、的な暗算はやめたほうがよいですす。

※10の補数と九九は別です。反射的に出るまで練習します。

頭の中で計算する、数のかたまりを意識して工夫する、といった暗算に限定してお話しますね。

筆算というのは、機械的な作業です。

正しい手順をふめば必ず正解がでます。

一方、暗算は?

こちらも、もちろん、正しく計算できれば正解が出るのですが、ワーキングメモリ(一時記憶)が要されます。

37+48=

といった計算で、

例えば、

30+40=70

の「70」を一時的に記憶にとどめておいて

7+8=15

の「15」と先ほど記憶した「70」をさらに足す、といった作業を頭の中でやるわけです。

これは、小学生、特に低学年の子どもにとっては「ちょっと大変」な場合があります。

だったら、このワーキングメモリの役割を紙にさせてしまえば(筆算)、つらくなく計算ができます。

無理に暗算する必要はありません。

 

また、筆算は「正しい手順でやれば」必ず正解する、

とはいえ、この「正しい手順」が身につくまでに、苦労する子どももいます。

まずは筆算を理解し、確実に使えるようにする。

どれだけ桁が大きくなっても正解が出せる方法をマスターしておくのは、大切なことです。

 

では、暗算は絶対ダメなのか?というと、そうともいえなくて、確かに工夫して暗算することは数の感覚を育てます。

自ら工夫して暗算する子どももいますね。

上の計算でいえば

「48はあと2で50だから、37から2もらって48を50にして、37-2=35だから、50+35で85」

としている子に、「暗算はダメだから筆算を書きなさい」というのも、ナンセンスだと思うのです。

余談ですが、こういう工夫を自分でする子は面倒くさがりに多い。

「面倒だから楽するために工夫する」というのは、理想的な思考練習で、こういう芽は潰してはいけません。

一方、「面倒だから楽する方法を教えて!」という、姿勢は、全く逆の思考停止状態なので、「教えません」ということも大切だと思います。

話を整理します。

 

「筆算」

誰でもできるようになるし、できないのは困るのできちんと身につけておく。

 

「暗算」

筆算ができた上で、できるようになれば、有力なツールだが

暗算ができなければ算数・数学ができないわけではないので、無理にさせる必要はなし。

子どもが自ら工夫して暗算を使っているのを止める必要もなし。

 

というのが、やまぼうしの考え方です。

 

 

暗算派で、計算間違いが多い場合は、筆算指導しますけどね…(;^_^A


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