どんぐり倶楽部が大切にしている思考力

どんぐり倶楽部は「思考力養成」をうたっています。

思考力が伸びる方法は、どんぐりに限らず、いろんな場で提案されていますね。

その中には、なるほど~と思うものもあれば、それはどうなのだ?というものもあります。

そんな中、どんぐり倶楽部の糸山さんの話の中で、「ほんと大切だよなぁ」と思うことのひとつが

感味力(感じ味わう力) 

です。

思考力というとまず、論理的に筋道をたててものを考える力、が浮かぶと思います。

こういう力は、算数・数学の問題を解くことでも伸びるし、どんぐり以外の学習法でもよくとりあげられます。

でも、人が何かを考えて決める際、何を根拠にするかといえば感情です。

「感情で決めたことにあう理論を探す」というのが、人が自然にしていることです。

そのため、どんなに理論を組み立てる力がある人でも、最終的な判断が「なんでそうなるの?」と思えることはあるのです。

単なる価値観の相違、ですむことならよいのですが、「人としてそれはやってはいけないでしょう?」と世間一般で思われていることを、「別にいいじゃん?」と考えてしまうというのは、やはり困りものです。

どんぐり倶楽部が大切にしているのは

人間らしい判断力を含む思考力」。

人間らしい判断というのは、こういうことは嫌だなぁ、こういうことすると気持ちがいいなぁ、という感覚なので、理論とは別のところにあります。

どんぐり倶楽部の文章題を解く際、「かたつむり」は、「かたつむり」として、できるだけ詳しく描くことを推奨しています。

目の前の問題を解く、というためだけなら、かたつむりだろうが、熊だろうが、○とか□で構わないのです。

文章題を解くのに具体的に書くなんてダメ、という指導をする手法もありますね。

速く正確に解く、という点だけをみれば、そちらが正しいです。

高校入試目前、合格を目指す中3生が、文章題を解くためにカタツムリを美しく描き込んでいたら、誰でも止めますよね。

でも、心を育てている段階の幼い子にとって、かたつむりを無機質な〇で書かなければダメ、と言われることはやはりマイナスです。

かたつむりは、その子独自のかたつむりとして描かれているほうがいいし、そうやって楽しく絵を描き込むことで育っていくものがあるのです。

ですから、年齢が低ければ低いほど、楽しく詳しく絵を描くことを大切にします。

自分の心が動くポイントをたくさん見つけることが大切です。

詳しく描くことで、思考回路自体も増えます。

心が動く場面を描いていると、現実との関わりの中で考えます。

すると、生き物の数を問われているのに0.3人などといった答えが出たら、何かがおかしいと感じられます。

一般的な算数の学習では、上記のような「ありえない答え」を平気で書く子どもも少なくないのですが、それは算数を自分の日常とは関係のない机上のクイズか何かのように捉えているからそうなるのです。

丁寧に想像力を働かせて書くことは、いいことづくめなのですよ。


どんぐり倶楽部が大切にしている思考力」への2件のフィードバック

  1. モモハム

    こんんちは。
    以前、先生にどんぐり倶楽部の件でご相談申し上げました!
    その節はありがとうございました。
    1年生半ばから月に2回通っていて、2年生の終わりごろからは
    思い切って毎週通うようにしています。
    どんぐり倶楽部を1年ぐらい経験して、
    あらためて久しぶりに先生のブログを拝読してみたら
    本当に素晴らしいことばかり!納得することばかり!
    腑に落ちる!ということはこのことなんですね。
    環境設定はそこまでやれていないのですが、
    最近、少しずつ良い方向に向かっている感じが
    なんとなくわかります。
    その節はありがとうございます。
    また、ブログ、引き続き楽しみにしています。

    返信
    1. やまぼうし石川 投稿作成者

      モモハムさん、コメントありがとうございます。つたないブログを楽しみにしてくださっているのに、なかなか更新できずごめんなさい

      お返事も遅くなってしまってごめんなさい。コメントが入ったらメールで通知されるように設定してあるはずが、なぜかメールが届かず今、コメントに気づきました。

      どんぐり始められたのですね!良い方向へむかっているなら何よりです。環境設定の話になると、宿題制限やメディア制限などが目を引きがちですが、それ以上に重要ともいえるのが、勉強や学びに対する周りの大人の態度、考えのように思います。大人も、子どもも、学ぶって楽しいなぁ、考えるって楽しいなぁ、と感じる機会が、日常的にあるとよいですね。

      返信

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